既に消費者金融で借金をしていますが大丈夫ですか？

公開日:2021年12月18日 住宅ローンの返済がままならないから任意売却で自宅を売ろうという段階になっているということは、すでにほかの消費者金融などからも借金を重ねているというのはよくある話です。 共同名義で購入した自宅のローンが残ったまま離婚に至ってしまったというケースもあるでしょう。 結論から言えば、住宅ローン以外の借金がほかにあったとしても、任意売却をすることは可能です。 売却で得たお金をローンの返済に充てるなど、任意売却が生活再建の足掛かりになることもあります。 どうしても自宅を手放したくないというのであれば、自宅を売却してからでもその家に住み続けることが可能な「リースバック」という方法もあります。 これなら引っ越しの資金を準備する必要もありませんし、将来またお金に余裕ができれば、自宅を買い戻すことも可能です。 今は借金で苦しくても、家を売る勇気と決断があれば、生活を立て直すことができるかもしれません。 なお、いくら任意売却という方法を選択できたとしても、その不動産価値に見合う資金をすべて回収することは難しいため、任意売却後も住宅ローンが返済しきれずに残ってしまい、結局のところなかなか思うような生活再建ができないという場合も多々あります。 そのような場合には、個人再生や自己破産といった最終手段をとることになります。 この方法では社会的制約も多くあり、生活再建への道のりは茨の道とも言えますが、兎にも角にも任意売却によって残っている借金を圧縮することは、新しい生活への大きな一歩となります。 ずっと住み続けてきた自宅には愛着もあり、それを手放すともなればそれは一大決心を要するでしょうが、そうやって手をこまねいていると、やがて自宅は競売にかけられてしまい、住人は強制的な退去を余儀なくされます。 それぞれの手続きにはある程度の時間も要しますので、手遅れになる前に勇気をもって弁護士などの専門家に相談し、最善の選択をすることが重要です。