任意売却をした際によく聞かれる失敗談
任意売却は住宅ローンを組んで購入しまだローン返済中の住宅を売却する方法のことです。
住宅ローンを組むさいには銀行が厳密な審査を行った上で融資が行われますが、住宅ローンの期間は20年以上ということも多く、その長い時間の中で減収や失業、また病気や事故などのリスクが存在します。
このような変化によって住宅ローンを返済することができなくなった場合に、個人再生や自己破産といった法的整理手続きを行う前に、住宅を売却しそれによってローンの相殺または住宅は失うもののローン負担の軽減を目指すといったものです。
メリットは法的整理を経ないので法的なペナルティがないことで、また場合によっては売却した金額で残りのローンを返済することも出来ます。
特に競売では相場よりも低い価格でしか売ることができず、結局多くのローンが残ってしまいますが任意売却では市場価格で売却するので競売よりも有利です。
しかし、任意売却はリスクも伴うもので失敗談もよく聞かれます。
任意売却で聞かれる失敗としては相談、契約、売却の3つの段階で見られます。
特に相談のさいには担当者の態度がよく聞かれます。
特に任意売却はローンが払えずに行う選択であるため、その弱みにつけ込むようなことも見られますし、また周囲に知られずに売却したいといった配慮もなされないといったことも見られます。
このような業者は契約や売却の段階でもトラブルの原因になります。
また契約段階で聞かれるものは専任媒介契約を結んだあとに販売活動の進捗状況を教えてくれなったり、債権者との交渉に時間がかかってしまうことなどがあります。
任意売却をする段階ではローンの支払いが困難になっている段階であり債権者との交渉が滞ると競売に掛けられる可能性があります。
また売却時に引越し費用を確保してくれなかったり、その後の生活資金の確保もしてくれないといったことがあります。
いずれにしても失敗談を考慮すれば、相談先をよく調べて選ぶこと、任意売却後の展望についても話すこと、また相談するタイミングを間違えないことなどがトラブルを避けるポイントになります。