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競売の取下げはいつまでにすれば大丈夫ですか?
競売の取下げはいつまでにすれば大丈夫ですか?
住宅を購入する時などは住宅ローンを組む人が多いですが、最後まで住宅ローンを返済する人は9割程度でおよそ1割は返済できないまま滞納することになります。
滞納してしまった場合にはすぐに競売がなされるわけではありませんが、4カ月程度滞納すると差し押さえされそれから5カ月程度が経過すると競売になる可能性が高くなります。
当然ながら、裁判所から競売の通知が来るまでには債権者からの手紙や電話などがたびたびきますので何も気づかないことはありません。それにもかかわらず、お金がなくて支払えない場合は必然的に競売になります。
競売がされると、その家は強制的に自分のものでなくなり競り落とした人のものになります。たいていの場合競り落とすのは不動産会社で、一般人が競り落とすことはあまり考えにくいです。なぜなら、競売のときには現金で一括支払いが要求されるからです。
では、これを取下げる方法もあるのかが疑問になりますが、一定の期限であれば取り下げることが可能になります。全体の流れとしては、滞納して一括請求をしたうえでそれでもなお債務者が支払わない場合には差し押さえがされます。
差し押さえしている間に、裁判所が競売の通知を出すことになるでしょう。そのあと執行官が来て現況調査を行いますが、この時は自宅に入って来ることがあります。
その後期間入札通知書が債務者のもとにおこなわれ、入札が開始されます。実は、入札開始される前の段階ならば取下げすることは可能です。
入札してしまうと、落札しようとした人に迷惑をかけてしまうため、ストップすることはできませんが、入札前あればまだ取り下げは可能になります。
ちなみに、競売を取り下げる場合とは任意売却をするような場合や突然現金が入ってきた場合です。後者の場合はあまり考えにくいですが、債務者の親族がなくなり大金を相続した場合などは現金が入ってくる可能性があるでしょう。
ですが多くの場合は、任意売却をする場合になります。任意売却の場合は、裁判所により強制的に売却される場合とは異なり自分の意志で売却することになりますので、後味がよいだけでなく高い金額で売れる可能性が高くなります。