占いで生年月日が重要な理由
多くの占い師が、鑑定を開始する前段階の情報として、生年月日を求めてきます。
これは、他の手法を用いている場合でも、占星術の要素を取り入れているためである場合がほとんどです。
占星術では、その人が生まれた瞬間の天体の位置を、専用の図に起こし、そこに込められた意味を読み取って行きます。
より正確な結果を求めるのであれば出生時刻まで正確に分かっているのが望ましく、実際に数分の違いで天体の位置は大きく変わり、その人の気質や運勢を示す項目にも変化が出てしまう場合があります。
それぞれの天体、その位置には一つずつ違った意味があり、その起源には様々な説がありますが、意味付けられた神秘的なものという側面と共に、これまで生きて来た人たちが実際に歩んで来た人生や、節目における選択の方向性など、データとしての側面が大きくあります。
占いが単なる当てずっぽうではなくある程度の信頼性を持っているのはこの点があるためで、古くから蓄積されたデータを端的に表すために、生年月日をはじめとした様々な要素と紐付けされているのです。
時刻までを考慮に入れるとすると、一人一人がほぼ違ったデータを持っていると言えるので、多くの占い師が、自分の専門とする方法に加えて、その人の基本的な人間性や運命の傾向を見る土台として生年月日を利用するケースが多いです。
ほぼ同じ生年月日、出生時刻を持つ双子においては、その数分の差によって生まれる運勢の違いと、実際の人生に現れている差異がリンクしているという研究結果もあり、かなりの精度で信頼できる鑑定材料であると言うことができます。
占いに興味がある場合、自分の生年月日を、出生時刻まで含めた形で正確に記憶しておくと良いでしょう。