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任意売却をしたときの引越し代

不動産
住宅購入時に住宅ローンを利用している人は多いかと思われますが、住宅ローンは高額融資でもあり、保証人や担保が必要不可欠です。 担保はお金を借りる時に、価値のあるものを融資を受ける側に渡しておいて、返済が出来なくなった時に担保を換価して貸したお金を取り戻すなどの目的で利用が行われるものです。 住宅ローンの場合は、ローンを組む対象となる土地や建物など不動産が対象になります。金融機関は住宅ローンを貸し出すと同時に、不動産を抵当権にします。 抵当権は、行使する事で金融機関が競売にかける権利でもあり、住宅ローンの延滞が続く事は競売へと繋がります。競売を免れる方法は、全額ローン返済を行う方法しかありません。この方法の中でも有力となるのが任意売却です。 自ら不動産を処分する方法が任意売却ですが、売却をもたついていると競売にかけられてしまうなど、時間との勝負です。 任意売却は競売と違い、市場価格に近い金額で不動産を売却する事が出来るため、住宅ローンの返済も完済させる事が出来る可能性を作り出してくれます。 競売の場合は、市場価格の6割などの金額で処分をする事になるわけですから、住宅ローンの支払いが多く残っている時には、返済が完了せずに、不動産を処分しなければならないと同時に借金だけが残ってしまうなどのデメリットがあります。 ちなみに、住宅ローンを組む時には返済計画を立てて利用する事になりますが、会社の業績が悪化してしまい、収入が激減してしまうケース、急な病気になってしまい、収入が途絶えた事でローンの支払いが出来なくなるケースなど様々です。 尚、任意売却が可能になった時、引っ越し代金などの問題が出て来ますが、債権者との交渉を行う事で引っ越し代は工面して貰えるケースもあります。 売却を行ってローンの支払いが出来たとしても、余裕がなければ引っ越し代を算出する事は難しくなってしまいます。 引っ越し代には、引っ越し業者に支払うための費用だけではなく、新居を借りる時に支払う仲介手数料や前家賃、敷金や礼金などの諸費用も必要になります。 仮に、家賃8万円の部屋を借りる時、敷金や礼金などが家賃の2か月分ずつ必要になった場合、8万円×4か月、これに仲介手数料や家賃1か月分が加算されるわけですから、初期費用としては48万円、これに引っ越し業者に支払う費用として10万円前後、合わせると60万円近い金額が必要になるわけです。 尚、債権者との交渉は専門の会社に依頼する事で代行して貰えます。
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