au Payとは?
au Payは名前の通り、携帯電話キャリアの1つ、auを運営するKDDI株式会社が提供している電子決済サービスで、2019年の4月にスタートしています。
コンビニを始めとした決済に対応する店頭において、auウォレットアプリ上に表示されるQRコードを、レジの端末で読み取って決済するのが特徴です。
つまり、スマートフォンアプリの導入が必須ですが、一度導入を済ませてしまえば、画面を提示するだけで利用できるわけです。
au Payは加盟店で利用できますが、今後は他社の電子決済サービスとの相互解放が予定されています。
現在、サービスの利用はauユーザーに限られているものの、キャリアフリー化の推進により、将来的にはau以外のキャリアでも使えるようになる予定です。
厳密にいえば、au Payは先行して提供されている電子マネーサービス、auウォレットに含まれる機能です。
auウォレットはauユーザーしか使えませんから、au Payについても必然的に、auキャリアの携帯電話利用者のみが使えることになっています。
実は、au Payは早い段階で楽天との業務提供が発表され、決済システムや加盟店の提供や支援を受けています。
楽天あってのau Payですから、切っても切り離せない関係だといえるでしょう。
将来的な他社の電子決済サービスの相互解放にも、楽天が大きく関わっていると考えられます。
au Payの強みは、QRコードを介して決済を行う仕組みにより、いわゆるおサイフケータイ非対応の端末でも使えることです。
コンビニは既に全国120万店以上が対応していますし、居酒屋チェーン店やネットショッピングも対応済みです。
後発のサービスなので定着するか注目は集まりますが、従来のauウォレットサービスの延長線上にありますから、その点がアドバンテージになるといえます。
auウォレットの残高は1千億円規模ですから、それだけau Payにも可能性があって、期待されているからこそ加盟店が増えていると思われます。